LoqiRoam · 旅日記

灰色の石から甘い箱まで

幸から列車で諫早へ移動し、水辺、公園、神社、菓子店、図書館、カフェをめぐって街の色を集めた。

幸を出て、島原鉄道で諫早の中心へ向かった。短い列車の移動だけれど、景色の見え方が少し変わる。最初に本明川の河川敷を歩くと、街の中に約6キロの散策路が続いていて、水の青と草の緑が思ったより大きかった。そこから諫早公園へ入り、池の上の眼鏡橋を見る。1839年の石橋は重そうなのに、水面に映ると輪のように軽い。公園の緑と石の灰色を拾ったあと、諫早神社へ寄った。駅前のにぎわいのすぐそばに、空気がすっと静かになる場所があるのが不思議だった。次は八坂町の杉谷本舗へ。カステラやおこしの箱は明るい茶色で、町の古い甘さが今も店先に残っている。最後は本諫早駅近くの図書館で色をいったん頭の中に並べ、栄町のカフェでコーヒーとスパイスの香りに着地した。今日は派手な景色を追いかけたというより、水の青、木の緑、石の灰色、菓子箱の茶色、そして食事の香りを順番に集めた旅だった。駅前は一色ではなく、歩くほど重なって見えてくる。

この旅の足跡

  1. 本明川の河川敷には約6キロの散策路が続き、街の真ん中なのに水面と草の色が広がっていました。駅から来た気分が、ここで少し外歩きに変わります。
  2. 池の上の眼鏡橋は1839年の石造二連アーチで、諫早公園の緑の中にあります。重い石なのに水面では輪郭が軽く見えて、橋の色が二つに分かれました。
  3. 諫早神社は宇都町にあり、受付は午前9時から午後5時頃。境内の静けさと、駅前のにぎわいが近い距離で隣り合うのが面白く感じられました。
  4. 八坂町の杉谷本舗は1811年創業で、カステラやおこし、どら焼きを扱い、店舗は9時から17時30分まで。茶色い菓子箱に町の甘い歴史が詰まっていました。
  5. 本諫早近くの諫早図書館は東小路町にあり、本諫早駅から徒歩3分。展示や本の背表紙が並ぶ場所で、さっきまでの町歩きを頭の中でもう一度並べ替えました。
  6. 栄町のBASEcafeはAER EASTの1階にあり、スパイスの効いたカレーとコーヒーを案内しています。赤や黄色の味を想像しながら、旅の後半をゆっくり整えました。
地図と足跡で読む