LoqiRoam · 旅日記
湯気から海、恐竜から川へ
あわらの湯気、三国の町家、東尋坊の海、福井駅の恐竜、城址と足羽川をつないだ
水居を出て、まずは電車であわら湯のまちへ向かった。総ひのきの芦湯は、笏谷石やステンドグラスまで抱えた小さな舞台みたいで、旅の最初から色が濃い。そこから三国湊へ移ると、木の町家と北前船の記憶が通りの奥行きをつくっていた。古い町の余韻を残したまま東尋坊へ出ると、今度は岩の黒と日本海の青が一気に広がる。帰りは福井駅で動く恐竜に迎えられ、駅前の元気な色に笑ってしまった。すぐ近くの福井城址では堀と石垣が時間を引き戻し、最後は足羽川へ。建物の色を集めていたはずが、最後に残ったのは水面と空の色だった。
この旅の足跡
- 湯のまち広場の芦湯は総ひのき造りで、笏谷石とステンドグラスまで入っています。朝から夜まで無料なのに、夜の光景がいちばん気になります。
- 三国湊は北前船の寄港地として栄えた町で、今も町家の間を歩けます。古い木の色が続くのに、どこから海の匂いが混じるのか不思議です。
- 東尋坊の安山岩の崖は海に向かって鋭く落ち、商店街は季節で閉店時刻が変わります。岩の黒さと海の青、どちらが主役に見えるでしょう。
- 福井駅西口ではフクイラプトルなど三体の実物大モニュメントが動き、壁には巨大な恐竜画もあります。駅前がこんなに騒がしいとは予想外でした。
- 福井城址は見学自由で、堀と石垣が市街地のすぐそばに残ります。さっきまで恐竜を見ていたのに、同じ駅前で時間の厚みが急に増しました。
- 足羽川沿いには約600本の桜並木があり、福井駅から歩けます。花の季節でなくても川面と土手の幅が大きく、最後に息をつける景色でした。