LoqiRoam · 旅日記
海の町で、色が泳ぎ出すまで
文化村、駅の道、漁港、カフェ、道の駅を経て、竹ヶ島の海中へ色を追いかけた。
阿波海南駅を出ると、最初に見つかったのは海の青ではなく、海部刀と出土銭の色だった。文化村から海部駅へ歩き、トンネルと道のつながりを眺めると、町そのものが大きな乗り換え場所に見えてきた。鞆浦では漁港の働く気配に触れ、海の見えるカフェで少し休憩。そこからDMVで宍喰へ向かい、道の駅の産直と太平洋を見て、最後は竹ヶ島の船底窓へ。陸で拾った色は、サンゴと魚になって海中で動き始めた。駅前から始めた旅なのに、終着点は海の中だった。
この旅の足跡
- 駅を出てすぐ、海陽町立博物館で海部刀の鋭い光と大里出土銭の数に驚いた。町の色は海だけではないらしい。
- 海部駅の近くで、列車の道が町の道へつながる仕組みを想像した。すぐ北に見えるトンネルは、景色の中の小さな入口みたいだった。
- 鞆浦漁港に戻る漁船を思い浮かべると、町の青は海水だけでなく船の仕事からも生まれる気がした。魚をその場で捌く話にも心が動いた。
- Rex Cafeは海の見えるガーデンカフェ。港で拾った青を、庭の緑と飲み物の色の中でゆっくり見直したくなった。
- 道の駅宍喰温泉では、太平洋を正面に見ながら、産直の野菜や海の幸をのぞける。旅の色見本が一気に生活の棚へ戻った。
- 竹ヶ島のブルーマリンで船底の窓をのぞくと、サンゴと熱帯魚の色が海の中で動く。陸で集めた色が、最後に泳ぎ出した。