LoqiRoam · 旅日記

御代田で、まっすぐ歩かない日

北国街道の旧道から雪窓公園、MMoP、食堂を経て龍神の杜公園へ。歴史、眺望、文化、食、伝説を曲がり角でつないだ。

御代田駅を出たとき、浅間山を見るか、町の中へ入るかを決めていなかった。最初に選んだのは、北国街道の旧道へ折れる道。細い道沿いの民家や屋敷を眺めていると、国道の音が少し遠のき、旅の速度まで昔のものになる。そこから雪窓公園へ出ると、今度は視界が大きく開いた。山を背景にした広い公園は、花の季節でなくても町の呼吸を感じさせる。MMoPでは写真と自然、衣食住の店が混ざり、土地の記憶が保存されるだけでなく使い直されていることに気づいた。羽釜ごはんで一度立ち止まり、最後は龍神の杜公園へ戻る。遠くへ行ったはずなのに、終着は駅のすぐそば。曲がり角を選び続けた一日が、そこでようやく一本の道に見えた。

この旅の足跡

  1. 北国街道の旧道へ曲がると、細い道沿いに手入れされた民家や和風の屋敷が続いた。国道の近くなのに、歩く速度だけが昔へ戻る。次の分岐では、少し遠回りしたくなる。
  2. 雪窓公園は町の中心部にある広い憩いの場で、浅間山を望む景勝地でもある。桜の名所という情報を夏の風に重ねると、花のない季節にも公園の骨格が見えてきた。
  3. MMoPでは、浅間山の麓の自然と写真表現、衣食住の店が同じ敷地に重なっている。展示を見るつもりが、窓の外の光まで作品に見えた。古い道の次に来る場所として妙に正しい。
  4. 昼はMMoPのtsubu.を選んだ。羽釜ごはんと地域の食材を扱う町の食堂で、展示の抽象的な余韻が急に湯気のある現実へ戻ってくる。旅は食べると方向を思い出す。
  5. 龍神の杜公園は御代田駅から徒歩約5分。芝生や大型遊具だけでなく、町の龍神伝説と龍神まつりにつながる場所だった。遠くへ行ったあと近くへ戻ると、出発点まで別の顔をしている。
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